水張りした作品の外し方

水張りを剥がす道具

頑張って水張りしてから描きあげた作品。
綺麗に外して、ついでにパネルもきれいにしま
しょう。

もし、作品にバーニッシュなどの保護剤を塗布
したり、スプレーで吹き付ける場合は、パネル
から外す前に行ってください。

作品の外し方

水張りした作品を外すときにはカッターナイフ
を使います。

水張りテープを使っている場合

水張りテープの中央辺り、紙とパネルの境目は
段差になっていることが多いので、その段差に
沿ってカッターで切る。
しっかり水張りできていたら、切り離す直前に
「ビンッ」と紙が縮む音がします。

今の段階では、無理にパネルから水張りテープ
を剥がす必要はありません。

 

タッカーを使っている場合

タッカーやホッチキスを使っている場合は、水
張りテープのように境目がありませんので、ス
テープルの周りの紙を残して、カッターで作品
を切り抜きます。
このとき、ステープルのギリギリを切るより、
少し紙を残しておいた方が、ステープルを外す
ときに楽になります。

 

パネルもきれいに

作品を外した後のパネル。
切り残した水張りテープやら、ステープルやら、
紙やらがごちゃごちゃくっついていますね。
このままでは、次の作品の水張りに使えません。

それでは、残ったテープやステープルも取って
しまいましょう。

水張りテープの場合

作品を外す段階で、紙とパネルの境目から切り
離していますから、今パネルに残っているのは
水張りテープだけだと思います。

まずは残った水張りテープに水をかけます。
少し待って、ちょっとでも剥がれそうなら、片っ
端から剥がしていきましょう。
うまくはがれないと思いますが、構いません。
張り付いている全てのテープの上部だけでも剥
がすことができれば、この後の作業が楽になり
ます。

この作業の目的は、テープの上部を剥がすこと
です。
水張りテープの糊の付いていない側は、防水が
効いていて水を吸い込みにくいようになってい
ます。
この防水部分を早めに取ってあげることで、下
の糊部分に水が行き渡りやすくなります。

次に、再度水をかけ、しばらく待ちます。
乾かないように、時間を置いて何度かかけてく
ださい。

やがて、テープの糊部分に水が浸透してブヨブ
ヨになったら、いよいよテープを剥がしていき
ます。

 

水張りテープを剥がす際には、ホームセンター
で売っているヘラを使います。
ペインティングナイフでも剥がせますが、ヘラ
の方が簡単にきれいに剥がせます。

ヘラをテープの端に添え、一気にこそぎます。
あらかじめ、テープをブヨブヨにしておくと、
気持ちよく剥がれますよ。

四辺の全てのテープを剥がしたら、濡らした雑
巾で残った糊をきれいに拭き取りましょう。
拭き取りが不十分だと、次に水張りをしたとき
に、この糊部分が紙にくっついてしまうことが
あります。

 

タッカーを使っている場合

作品を切り出した後、ステープルの周りに紙が
残っていると思います。
それでは、まずはこの紙部分を持ってステープ
ルを引き抜きましょう。

うまくいけば、ステープルがすぽっと抜けます。
抜けなくても、ステープルが少しでも浮いたら
成功です。

次にラジオペンチを用意してください。
それでは、浮いたステープルをラジオペンチで
外していきます。

手で外すには力が要りますし、怪我をする恐れ
もありますので、必ずペンチなどの道具を使っ
てください。

ステープルが全て外せた完了です。

 

外した作品は切り出して

パネルから外した作品の、空白部分が大きい場
合は切ってしまいましょう。

余裕を持って大き目の紙に描いていた場合、絵
の周りの空白が広すぎることがあります。
その場合は、適切な広さになるように、余分な
部分を切り落とします。

ただし、絵のギリギリまで切ってしまうのはや
めましょう。

紙に描いた作品を額装するときには、額と作品
の間にマットを挟みます。
マットには、作品が見える大きさの窓を開ける
ので、そのマットに裏から作品を固定するため
にも、ある程度の余白を残しておきます。

 

おわりに

水張りして作品を描いた後、次の水張りをするのが億劫になってしまいます。
作品が完成したら早めに外して、パネルもきれ
いにしておくといいですね。