油絵の描き方ー片付け方ー

油絵具 筆洗

前回の油絵の描き方ー準備から絵具の塗り方までーで使った油絵具を片付けましょう。

慣れれば、15分ほどで片付けられるようになりますよ。

 

まず、片付けに入る前に、描いていた油絵のキャンバスを少し遠ざけます。

万が一、絵具が飛び散ったりしては台無しですからね。

もし、油絵は別の部屋で乾かしているのであれば、この段階で移してしまいましょう。

 

乾く前の油絵具は、オイルの臭い、特に揮発性油の臭いが強いです。

そのため、濡れている油絵をリビングや寝室で乾かすことはおすすめできません。

臭いが強すぎて気分が悪くなることもあります。

他の部屋から隔離できるスペースに置いて乾かしましょう。

 

それでは、片付けに入っていきます。

 

筆を洗う

最初に、絵筆ーブラシをきれいにします。

 

まず、新聞紙など、もう使わない紙に筆をなすりつけて、絵具を落とします。

だいぶ落ちたかな、と思っても、筆の中心に絵具が残っていることがあります。

紙で筆を挟むように持ち、しっかりと拭ってあげてください。

これ以上、紙では拭けなくなったら筆洗の出番です。

 

一番楽に筆の絵具を落とすには、筆洗を複数個使う方法です。

 

わたしは三つくらいの筆洗を使って筆を洗います。

筆洗ごとに、最初、二番目、最後に使うかを決めておいて、この順番は絶対変えません。

 

この記事の最初の写真にある、銀色の筆洗を最初に使います。

一番大きくて、すぐには汚くなりにくいです。

絵を描いている間にも使えるオイルを入れているので、一番よく使う筆洗です。

ちなみに中に入れているオイルは、テレピンです。

揮発性油の一つで、臭いが強いですが洗浄力は抜群です。

 

二番目に使うのは、緑のキャップの筆洗です。

こちらは、筆をあらうためのブラシクリーナー液が入っています。

絵具を溶かして、よく落としてくれるので、根元までしごいてしっかり汚れを落とします。

 

最後に使っているのが、赤いキャップのものです。

こちらもブラシクリーナーが入っていますが、緑のキャップのものより洗浄力は弱いと思います。

その代わり、臭いが弱く、またリンスも入っています。

この筆洗で洗って、筆の洗浄はおしまいです。

 

複数の筆洗を使うときのポイントは、必ず筆洗を変えるたびに、筆をよく拭う事です。

こうすることで、前の筆洗で溶かした絵具を次の筆洗に持ち越すことがありません。

 

わたしは上記の方法をとっていますが、同じ種類の筆洗を二個使ったり、そもそも筆洗は一つで終わらせる事も出来ます。

筆洗の数を減らす場合は、筆洗につける前に、あらかじめ筆の絵具をしっかり落とすようにしてください

 

パレットをきれいにする

次にパレットの絵具を落とします。

 

はじめに、パレットの上に残った絵具をこそぎとります

もしペインティングナイフなどがあれば、それを使うときれいに取れます。

ない場合は、厚紙や段ボールなどの切れ端をまっすぐに切って、切り口で絵具をこそぐことも出来ます。

 

木製のパレットを使っていて、絵具がこびりついても気にされない方は、チューブから搾った状態の絵具はパレットに残しておきましょう。

ペインティングオイルや、他の色を混色した絵具は割と早く乾きますが、チューブから出したままの絵具は固まるのが遅いのです。

もちろん乾くスピードは色にもよりますが、早く乾く茶色系でも2、3日は乾かずにいてくれます。

 

また、絵を描いているときは、今日はどれくらい絵具を使うかなんて考えていません。

片付けるときになって、パレットに絵具がいっぱい残っていた、なんてこともあります。

そのため、わたしが片付けるときにきれいにするのは、パレットの混色エリアのみです。

 

これにはデメリットもあって、乾いた絵具はパレットにこびりついてしまいます。

ただ、ペインティングナイフを使えば、こびりついた絵具も削り落とせますから、パレットを使う上での不便はありません。

見た目が汚くなるだけですね。

 

 

話を戻しまして。

 

パレットの絵具をこそぎ終えたら、布・キッチンペーパー・ティッシュなどでパレットをきれいに拭き取ります

このとき、布を使うのが一番きれいになりますが、手元にぼろ切れがない場合は、キッチンペーパーがおすすめです。

ある程度強度があって拭き取りやすいので、やぶれやすいティッシュより使いやすいです。

 

道具をしまう

濡れている絵、洗った筆、パレットは臭いが出るので、同じ場所に保管することをおすすめします

これら以外の道具は、たいした臭いがありませんので、しばう場所はどこでもOKです。

 

なお、筆を拭った紙や布、パレットの掃除に使ったゴミは一つのゴミ袋に入れて、水を入れてしっかり口を縛ります。

水を入れるのは発火を防止するためですが、通常は発火なんて起きませんので、あまり心配する必要はありません。

念のため水を入れます。

このゴミはオイルの臭いが強いので、ゴミ袋は臭いが漏れないようにしてください。

 

おわりに

これで油絵具の片付けは完了です。

基本的には、筆とパレットを掃除したら終わりです。

筆が多いときは、結構面倒なこともありますが、慣れてしまえば流れ作業ですよ。