油彩道具

こんにちは、北原 千です。

絵を描く時に使う画材。

どんな種類があるかご存知ですか?

 

画材屋さんに行くと、色とりどりのチューブや
ペンなんかが並んでいて、見ているだけで
楽しくなりますよね。

その中から、

「自分に合った画材を選ぼう!」

と思っても、その画材のことがわからなくて
何にしたら良いか悩んでしまいます。

 

そこで!

今回、ご紹介するのは西洋・日本の画材を
合わせて11種類

  1. 鉛筆
  2. ペン
  3. 色鉛筆
  4. パステル
  5. 不透明水彩
  6. 透明水彩
  7. アクリル
  8. 油彩
  9. 水干絵具
  10. 岩絵具

自分に合った画材を見つけましょう!

 

それでも決められない時は「おわりに」を
ご覧ください。

わたしのオススメする画材をピックアップ
していますよ。

1 鉛筆

pencil鉛筆

鉛筆はわたしたちに最も馴染みのある画材です。

普通、鉛筆は文字を書くために使いますが、
絵を描くための鉛筆も販売されています。

 

画材としての鉛筆の使い方は様々です。

ナイフで細長く削ってデッサンに使ったり、
あまり尖らせずに太い線を描いてみたり。

 

濃度は硬さで表します。

柔らかい方から、
10B〜B、HB、F、H〜10H
まであります。

通常使うのは、6B〜2Hくらいまででしょうか。

 

下書きから仕上げまで、オールラウンドに
使える画材です。

鉛筆の色が好きな方、
一本で描きあげてみたい!
という方に向いています。

2 ペン

penペン

ペンというとボールペンを思い浮かべると
思います。

ボールペンも画材の一種ですが、ここでは

「つけペン」

を取り上げます。

 

つけペンを一番使われるのは、アナログで
描かれている漫画家さんかもしれません。

線を細く、きれいに描こうと思った時、
一番適しているのがつけペンです。

 

つけペンを使うときは、ペン先とそれを差し込む
ペン軸、そして瓶などに入ったインクが必要です。

ペン先の種類は多く、有名なGペンや丸ペンなど
の他に、日本字ペン、アルファベットの習字
「カリグラフィー」に使うペン先など用途に
よって様々です。

 

また、インクの色を変えれば、同じペン先で
色とりどりの作品が描けるのもつけペンの
特徴です。

ペンは「線が命」です。

線で面や立体を表現します。

細い線で世界を描き表したい方に向いている画材です。

3 色鉛筆

colorpencil色鉛筆

色鉛筆も鉛筆に次いで、多くの人に親しまれて
いる画材です。

色鉛筆で描くと、ふんわり柔らかい印象
なったり、繊細な作品に仕上がります。

手に入りやすく、なおかつ服を汚してしまう
心配もありません。

 

通常の色鉛筆は油性で水を弾くので、色鉛筆で
描いた後に水彩で色を塗ることもできます。

 

また、水彩色鉛筆という製品もあります。

こちらは水に溶けるため、
塗ったところを筆でなぞって、
水彩風の作品を描くこともできます。

油性と水性の色鉛筆を使えば、
表現の幅が広がります。

 

色鉛筆の強みは手軽さです。

思いついた時に手にとって、
中断してもすぐ再開することができます。

いろんなアイデアを形にしたい方、
柔らかい優しい作品を描きたい方に
向いていると言えます。

4 パステル

pastelパステル

パステルは、色の粉(顔料)をチョークの
ように固めた画材です。

ソフトパステルとハードパステルがあり、
ソフトパステルは一見カラフルなチョークみたい
に見えます。

 

顔料を粉の棒として使うことを目的とした
画材なので、とても粉っぽいです。

見た目はチョークですが、絵を描くために
作られていて、発色は比べ物にならないくらい
きれいです

モネやルノワールもパステルを使った作品を
残しています。

 

パステルを使った作品は、柔らかさがあります。

色鉛筆より多くの顔料が紙に乗るため、
油彩ほどではないものの、力強さや生命感
表れます。

 

ハードパステルはその名のとおり、硬く固めて
あるため、線や細部を描くのに適しています。

 

ソフトパステルは、油彩のような感覚で
描き進めることのできる画材です。

乾く過程が不要で、重ね書きもできるので
柔らかい表現がしたい方、
どんどん描き進めたい方、
一瞬の雰囲気を表現したい方に向いています。

5 不透明水彩

gouache不透明水彩

小学校の授業で水彩絵具を使っていたと
思います。

実は子供用として売られているのは、
半透明水彩というもので、不透明水彩より少し
透明性があります。

ポスターカラーも学校で使うことの多い画材
ですが、こちらは不透明水彩です。

 

不透明水彩は、下の色を覆い隠すのに
向いており、色を重ねていけることから
リアルな作品が描けます

その一方で、乾いた部分を濡れた筆で触ると
溶け出してしまうため、慣れが必要な画材
ということもできます。

 

不透明水彩は重ねて描くことができ、
質感もリアルに描き出せます。

粉っぽさを伴ったぼかしは、
パステルに通じるところがあり、
他の画材ではなかなか表現できません

現実らしく、描き込んだ作品を描きたい方、
逆に温かみがあって、ふんわりした作品を
描きたい方に向いています。

6 透明水彩

watercolor透明水彩

透明水彩は不透明水彩と違い、その名のとおり
透明感のある絵具です。

重ね塗りをした時、不透明水彩は下の色を
見えなくできますが、透明水彩は透けて見えて
しまい、覆い隠すことはできません。

 

その透明感から、水やガラスなどの表現が
得意です。

また、滲み(にじみ)が発生しやすく、
滲み方を楽しむ画材でもあります。

 

作品は涼しげで、どことなく幻想的な雰囲気
漂わせます。

色ごとの特徴を楽しみたい方、
色同士の相性や、滲みに翻弄されたい方、
淡い色合いが好きな方に向いています。

7 アクリル

acrylicアクリル

アクリル絵具は、濡れているときは水で溶け
ますが、乾くと耐水性になる画材です。

乾くのが水彩絵具より早いのと、乾くと下の色が
溶け出さないので、重ね塗りに向いています。

 

色によって透明色から不透明色まであり、
発色はとても鮮やかです。

薄く水で溶いて使えば水彩風、
水をあまり加えずに使えば油彩風
の表現ができる万能さがあります。

 

紙やキャンバスだけでなく、
普通の布や木、石、プラスチックなど
に描くことができます。

作品は現代的モダンな雰囲気になります。

下の色を気にせず、どんどん描きたい方、
重ね塗りによるテクスチャを楽しみたい方、
失敗してもリカバーしたい方に向いています。

8 油彩

oil油彩

油彩は色の粉(顔料)を油で練った画材です。

そのため、絵を描くときに水は使わず、
代わりに油を使います

 

一度塗った絵具が乾くまで数日程度かかり、
乾燥はとてもゆっくりです。

 

絵具を薄めたり、洗ったりするのに
専用の道具がいるため、難しい画材だ
と思われがちです。

乾燥が遅く慌てなくていい点、
下の色を完全に隠せる点から、
やり直しやすく初心者向けの画材とも言えます。

 

油彩を使った作品は存在感リアリティがあり、
重厚感が生まれます。

この雰囲気は他の画材では表せません。

存在感のある作品を描きたい方、
じっくり取り組むのが好きな方、
粘土のような感触が好きな方、
迫力のある作品にしたい方に
向いています。

9 墨

墨

これまでご紹介してきたのは、西洋の画材でした。

ここからは、昔から日本で使われてきた画材を
見ていきます。

 

墨は字や絵を描くために、遥か昔から使われて
きた画材です。

棒状の墨を水を垂らした硯(すずり)で摩って、
作った墨液を使って描きます。

 

基本的には和紙に描くことが多く、
墨液を濃いまま使えば滲まず、
薄めると広がるように滲みます。

 

滲みや擦れ、墨を置く順番などで、
様々なものを描くことができます。

作品は味があり、独特の世界観が生まれます。

 

一筆に想いを込めて描きたい方、
今を写し取りたい方、
墨の色や匂いが好きな方
(香料が入っていていい匂いがします)
に向いています。

10 水干絵具

水干絵具

水干(すいひ)絵具は
日本画で使われる絵具の一つです。

 

土や胡粉に色をつけたもので、
粉状になっているものを膠(にかわ)
で練って使います。

売られているものは、粉が固まった固形の
ように見えますが、使う際にはそれを潰して
粉に戻します。

 

膠は古くから使われている動物性の接着剤で、
墨も膠で練って固めたものです。

 

水干絵具だけで絵を描くことは少なく、
一緒に墨を使ったり、次で紹介する岩絵具を
使ったりします。

マットな作品にしたい方、
日本らしい色合いが好きな方、
日本画に興味のある方に向いています。

11 岩絵具

岩絵具

岩絵具はもともと天然の石
宝石などを砕いて作った絵具です。

同じ素材でも、砕く細かさによって色味が
異なります。

 

天然の素材だけでは色の幅が限られてくるため、
ガラス成分と金属酸化物を焼いて作った
新岩絵具も使われます。

 

水干絵具と同様に膠(にかわ)と混ぜて描きます。

水干絵具より粒子が大きく、
手で触るとザラザラしています。

使ってみると、筆で砂絵を描いている感じ
近いです。

 

粒子の荒さがもたらす質感は、
他にはない独特のものです。

ゴツゴツした作品を描いてみたい方、
美しい粒子に興味のある方、
油彩とはまた違った迫力のある絵を描きたい方
に向いています。

おわりに

今回は西洋と日本の画材を11種類ご紹介しました。

一口に画材といっても、その種類は幅広く、
それぞれに特別な性質があります。

その中から、代表的な画材を取り上げました。

 

どの画材が一番優れている、ということはなく、
それぞれ得意とすること、
苦手とすることがあります。

まずは、一番気になった画材を使ってみて
ください。

使っていくうちにその画材がもっともっと
好きになりますし、他の画材を試したい気持ち
も湧いてきます。

 

それでも決めかねている方には、

  • 色鉛筆
  • 透明水彩
  • アクリル

オススメです。

どれも手軽に始められて、
カラフルで、
部屋を汚す心配がなく、
匂いもきつくもありません。

 

画材を買うときは、できるだけ「専門家用
または「プロフェッショナル」と説明のある
ものを選んでください。

これはプロでも納得のいく品質で作っています。
という意味です。

 

画材は、発色・使いやすさと値段が比例します。

最初から高級品を買う必要はありませんが、
学生用だとか安価なものは発色が微妙だったり
します。

色の美しさは楽しさに直結します!

ぜひ、お気に入りのブランドを見つけて
くださいね。

 

新しい画材を使うのは、とてもわくわくします。

一緒に、画材の魅力を楽しみましょう!

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