「マスキングインクを派手にこぼしちゃた。早く拭かなきゃ!」
ちょっと待ってください!
マスキングインクをこぼした時は、拭くのはNGなんです。
今回はマスキングインクをこぼしてしまった時のオススメの対応をご紹介します。
落ち着いて他の物を避難させる
マスキングインクを使っている時にこぼしてしまうのは、実はよくあることなんです。
瓶入りのインクを使う場合は筆などを使って塗りますが、塗る前にポタポタ落ちてしまったり。
うっかり瓶を倒してしまたり…。
どちらの場合もこぼした時は慌ててしまいますが、ここでティッシュで拭き取るのは良い方法ではありません。
まずは、こぼしたインクの周りにあるものを避難させましょう。
慌てて行動すると、別のものにぶつかったりして被害が拡大する原因になってしまいます。
落ち着くのが一番です。
もし描きかけの絵にこぼしてしまった場合も同じです。
無理に拭こうとせずに周りにあるものを動かして、二次被害を防いでください。
乾くまで待つ
周りの物が避難できたら、乾くまで待ちましょう。
この時も、マスキングインクには一切触らない方が上手くいきます。
インクが白っぽい色から透明に変わったらOK。
端の方から慎重に剥がしていきましょう。
マスキングインクは乾くとゴムのようになって、きれいに剥がすことができますよ。
この時、インクが分厚いほど上手く剥がせます。
インクをこぼした時に拭き取ったけれども薄く残った、などの状態だと上手く剥がれなかったりするのです。
だから拭き取らない方がいいんですね。
素材によっては洗ったり拭いたり
基本的には放置して乾燥させるのが一番いい方法ですが、素材によっては洗ったり拭き取った方が良い場合もあります。
布やガサガサした素材にこぼしてしまった時ですね。
服についた場合
マスキングインクが服についたら、すぐに洗い落としてください。
布についたインクは生地の中に染み込んでしまうので、乾かしても上手く剥がせない可能性が高いです。
乾く前であれば、水の中で揉み洗いすればきれいに落とすことができます。
木などについた場合
木などにこぼしてしまった時は、拭き取る方がいいかもしれません。
表面がツルツルの木であれば乾かして剥がすのが良いのですが、ガサガサしている面にこぼすとインクが染み付いてしまう恐れがあります。
この写真でも木製パネルを巻き込んでしまっています。
どうするか一瞬考えたのですが、上手く剥がれない可能性を考えて拭き取っています。
拭き取っても少量は残ってしまいますが、上手く剥がれなかった場合と薄く少量残る場合とを比較して、薄く残る方を選びました。
木製パネルは絵を描く時に汚れたりもするので、結果としては全く気にならない状態になりました。
まとめ
今回はマスキングインクをこぼしてしまった時の、オススメの対処法をご紹介しました。
基本的に、
- 他の物を避難させて放置
- 完全に乾いたら慎重に剥がす
できれいに剥がれます。
ただし、布やガサガサした素材についた時はすぐに洗うか、拭き取ってくださいね。
その方がきれいに取れる可能性が高いです。
描いている絵にこぼしちゃっても大丈夫!
絵の具よりずっと被害は小さいです。
こぼすことを恐れずにどんどん使っていきましょう!