acrylicアクリル

こんにちは、北原 千です。
今回は、「久しぶりに絵を描くとき」、「初めて絵を描くとき」におすすめの画材を選びました。

画材ときいてすぐに思い浮かぶのは、子供の頃に使っていた色鉛筆やクレヨン、水彩絵の具。
でも、今の自分に合った画材はなんだろう。
初心者でも使いやすい画材は?
そんな初心者の方におすすめな画材を、3つご紹介します。

初心者向けの画材って?

一口に画材といっても種類はとても多いです。
画材屋さんに入ってみると、色々がチューブや顔料、道具が所狭しと並んでいます。

そこで、初心者向けの画材を3種類選びました。

  • 色鉛筆
  • アクリル絵の具
  • 透明水彩

どれも、
・初めて絵を描く方
・久しぶりに描こうと思った方
・今絵を描いていて他の画材を試したい方
におすすめです。

それぞれの画材について、
・買いやすさ
・あつかいやすさ
・描きやすさ
を☆の数で表しました。

また、それぞれがどんな絵を描くのに向いているのか、メリットなどを紹介します。

色鉛筆

colorpencil色鉛筆

  • 買いやすさ  ★★★★★
  • あつかいやすさ★★★★★
  • 描きやすさ  ★★☆☆☆

色鉛筆は、柔らかい絵、ふんわりした作品、細密画を描くのに向いています

子供の色塗りで使われることも多いことから、子供用の画材だと思われることもあります。
実は、初心者からプロまで使える画材なのです。

最大のメリットは鉛筆感覚で使えることや、手や衣服を汚す心配がないことです。

文房具売り場で見つけることができるので、すぐに買いに行けるのも利点の一つです。
画材屋さんでは、発色の美しい専門家用の色鉛筆が数多く扱われています。

一方で、思い通りの絵を描くのは少し難しい画材です。
色鉛筆のセットの中に、塗りたい色があればいいですが、無ければ色を混ぜる必要があります。
混ぜたい色を重ね塗りするのですが、繊細な作業で結構難しいです。
広い面を均一に塗るのにもテクニックが必要です。

難しい反面、上級者になると、驚くほど繊細で美しい作品を描けるようになります。

初心者から上級者・プロまでおすすめできる幅広さを持った画材、それが色鉛筆です。

アクリル絵の具

acrylics

  • 買いやすさ  ★★★☆☆
  • あつかいやすさ★★★☆☆
  • 描きやすさ  ★★★★★

アクリル絵の具は、淡い絵から迫力のある絵まで描ける画材です。
表現の幅が広いのが特徴です。

学校であまり使われないのか、アクリル絵の具を知らない方も多いです。

アクリル絵の具は、色の粉とアクリル樹脂と混ぜた画材で、
水彩のように使えて、乾くと水に溶けなくなる、耐水性になるのが特徴です。

この画材、初心者にとてもおすすめです。

乾くと耐水性になるので、きれいに重ね塗りができます。
失敗したところを修正するのも簡単です。

水をたっぷり使えば水彩風に、ほとんど水を使わなければ油絵風に描くことができます。
アクリル絵の具ほど、表現の幅が広い画材はないと思います。

入手も難しくありません。
最近は文房具売り場でも、子供用の安いアクリル絵の具が売られています。
画材屋さんに行けば、有名ブランドが何種類も手に入ります。

ただ一つ、注意点があります。
それは乾燥です。

アクリル絵の具は、乾くと水に溶けなくなります。
そのため、服や筆、パレットに付いた絵の具が乾くと取れなくなるのです。
筆はすぐ洗ったり、紙のパレットを使うことになります。

透明水彩

W&Nとシュミンケホラダムの透明水彩絵の具

  • 買いやすさ  ★★☆☆☆
  • あつかいやすさ★★★★★
  • 描きやすさ  ★★★☆☆

透明水彩は、透明感のあるおしゃれな絵、大人っぽい雰囲気、優しい絵が描ける画材です。
絵手紙にも向いています。

水彩絵の具にはいくつか種類があります。
・小学校で使うマット水彩
・不透明水彩(ガッシュとも)
透明水彩
です。

透明水彩は、とても透明感のある絵の具です。
重ね塗りをしても、下の色が透けて見えるのです。
この独特の風合いは、他の画材では再現できません

透明水彩を買うには、画材屋さんかネットから購入する必要があります。
残念ながら、文具店には置いていません。

チューブは小指くらいの大きさで、値段の割に量が少ないと思いがちですが、一本のチューブで何年も使い続けられるので、コストパフォーマンスが良い画材です。

また、準備と片付けが簡単なことも魅力の一つです。
絵の具が乾いても再び水で溶かせるので、最初にパレットに絵の具を出しておけば、無くなるまで洗わずに使い続けられるのです。

使うときは、水と筆を用意してパレットを開くだけ。
片付けるときは、パレットを閉じて水を捨てるだけ。
パパッと、スケッチするのにも適した画材です。

その反面、思い通りの絵を描くには、少し知識が必要です。
アクリル絵の具のように重ね塗りでミスを修正できないので、どこを何色で塗るか決めておく必要があります。

ただ、コツさえ掴んでしまえば、それほど難しくありません。
独特のにじみのおかげで、初心者でも味のある絵が描けるのです。

一番おすすめなのは?

今回は、3種類の画材を紹介してきました。

結局のところ、一番おすすめなのはどれなのか?

難しい問題です。
今回ご紹介した色鉛筆・アクリル絵の具・透明水彩は、どれも始めやすい初心者向けの画材です。

しかし、この中から一つ選ぶのであれば、
一番おすすめな画材は透明水彩です!

一番の理由は、透明水彩で描いた絵の美しさです。
透明な色の重なり合いや、予測できないにじみは、他の画材では再現できません。
わたし自身も多くの作品を透明水彩で制作しています。

風景画からキャラクターイラストまで、様々なタイプの作品を描くことができます。
準備・片付けも簡単で、思いついたときにササっと描けるのです。

ただ、他の画材が劣っている訳ではありません。
色鉛筆やアクリル絵の具だけでなく、今回取り上げなかった画材の中にも、面白いもの、美しいものはいっぱいあります。

結局のところ、どの画材を使うかは自分の興味で選ぶのが一番です。
使っているうちに別の画材に興味が出てきたら、乗り換えたらいいのです。
わたしは透明水彩で描くことが多いですが、迫力のある絵にしたいときは油絵の具を使います。

自由に、自分が楽しいやり方で描くのが、上達への近道ですよ。

マット水彩をおすすめしない理由

ちなみに、小学校などでよく使われているマット水彩は、今回取り上げませんでした。
理由は、色鉛筆・アクリル絵の具・透明水彩と比べて、難しいと考えたからです。

マット水彩は、一度乾いても水に濡れると溶け出てしまいます。
アクリル絵の具と比べて、修正が難しいのです。

また一度乾いた絵の具を、再度溶かすと質が変わってしまい、きれいに塗ることができません。
これは、何度でも綺麗に溶かせる透明水彩との大きな違いです。

マット水彩は、安価でどこにでも手に入ることから、子供用の画材としてはとても良いものです。
しかし、美しい作品を作りたい大人にとっては、使い方が難しい画材と言えます。

まとめ

今回は、初心者におすすめの3つの画材、
・色鉛筆
・アクリル絵の具
・透明水彩
をピックアップしました。

どれも使いやすくて、きれいな作品が描ける画材です。
一番気になる画材を試してみてくださいね。

また、使ってみたけれど、うまくいかない時は画材を変えてみるのもありです。
人によって合う画材、合わない画材がありますし、求める作風によっても変わってきます。

大切なのは、描きたい気持ちです。

お気に入りの画材を見つけて、描くことを楽しみましょう!