acrylictools

アクリル絵の具はとても使いやすく、応用力に富んだ画材です。

チューブから出したら、水を加えて描いていきますが、乾くと耐水性になるので、すぐに色を
重ねていけます。色も鮮やかで描いていて楽しい画材でもあります。

今回は、このアクリル絵の具で描いていくのに最低限必要な道具の紹介をしたいと思います。

なお、アクリル絵の具には全ての色が不透明色になっている、アクリルガッシュもありますが、使い方は変わりません。
アクリルガッシュを使われる場合も、こちらでご紹介する道具を揃えていただければOKです。




道具

さて、アクリル画を描くには以下の道具が必要です。

  • 絵の具
  • パレット
  • 筆洗(水入れ)
  • 雑巾
  • 紙またはキャンバス

以下でそれぞれについて説明していきます。

 

絵の具について

まずは一番重要な絵の具です。
先に記載したように、アクリル絵の具であれば通常のアクリルでもアクリルガッシュでも、どちらでも構いません。

パレットに並べる色は、基本的には自分が使いたい色を揃えるのが一番です。
描きたい作品の雰囲気や方向性によって、パレットにどの色をならべるのかは変わってきます。

もちろん、セットになっている絵の具を使うのもおすすめです。
その場合、基本色12色セットが使いやすいですよ。

わたしが描くときに使っている色は以下の通りです。
カッコ内は顔料(ピグメント)番号です。

  • チタニウムホワイト【PW6】
  • カドミウムイエローライト【PY35】
  • カドミウムイエローミディアム【PY35】
  • ナフソールレッドライト【PR112】
    (カドミウムレッドライト【PR108】でもOK)
  • パーマネントローズ【PV19】
  • イエローオーカー(ローシェンナでもOK)【PY43】
  • バーントシェンナ【PBR7】
  • ディオキサジンヴァイオレット【PV23】
  • ウルトラマリンブルー【PB29】
  • フタロシニアンブルーグリーンシェード【PB15:3】
  • フタロシニアングリーンイエローシェード【PG36】
    (ブルーシェード【PG7】でもOK)
  • キナクリドンマゼンタ【PV19】

 

もし、買おうと思っているブランドに上記の色名や顔料がない場合は、下の色でも代替できます。

  • 白っぽい黄色
  • オレンジっぽい黄色
  • 朱色(オレンジっぽい赤色)
  • 茜色(ピンク気味の赤色)
  • 黄土色
  • 茶色
  • 暗い紫色
  • 紫気味の青色
  • セルリアンブルー
  • 暗い緑色
  • ピンク

これだけあれば、大体の色が作れます。

なお、画材は値段と品質が比例します。
同じアクリル絵の具でも、大量に使うことを目的とした廉価版より、アーティストカラーと書かれているものを使う方が色がきれいですし、混色してもあまり濁りません。

有名なブランドでいうと、リキテックスシリーズ、ゴールデンアクリリックシリーズなどです。

次にアクリル画を描くときに使う筆についてご紹介します。
アクリル絵の具に使う筆は、消耗が激しいです。

アクリル絵の具は乾くのが速く、一度乾くと耐水性になります。
筆に絵の具がついたまま乾いてしまうと、絵の具がこびりついて取れません。
そのため、使用中はこまめに水で洗ってあげる必要があります。

ただ、まめに洗っていても、すすぎきれない絵の具が筆の根元に残ったり、洗う前に乾いてしまったりして、やがて筆先が広がってきます。
そのため、筆は定期的に買い換えることになります。

新しい筆を買う時は、動物の毛ではなく、ナイロン製の筆を選ぶことをおすすめします。
その方が安いですし、穂先も揃います。
また、ある程度のコシがあり、アクリル絵の具を扱うのに適しています。

しかし、もし水彩のように薄塗りをする場合は、水の含みの良い動物の毛の方がいいです。

6号の丸筆が一本あれば、細かいところも描くことができます。

広い面を薄塗りするとき用に、7号くらいの平筆があるとさらに便利です。
こちらは、水を多く扱うので動物の毛の方がいいと思います。

パレット

アクリル絵の具はすぐ乾いてしまうので、作品を描いているうちに、パレット上で絵の具が固まってしまいます。
そうなるとちょっとやそっとでは剥がれません。

そのため、パレットは使い捨てのものを使うことが多いです。

定番の商品は紙パレットです。
薄い耐水性の紙のパレットで、メモ帳のように使ったら剥がしていくタイプのものです。

他にも、雑誌のツルツルのページをパレット代わりにしたり、プラスチックや陶器のパレット
に台所用のラップをかぶせて使う方法もあります。
この場合、ラップだけを交換します。

 

なお、プラスチックなどのパレットによっては、アクリル絵の具も使える旨の表示がある商品もあります。
ただ、これらの商品でも一度固まってしまった絵の具を剥がすには、つけおき洗いなどをしないといけません。
うまくやらないと、はがれない部分が出てきますので注意が必要です。




筆洗(水入れ)

筆洗(水入れ)はプラスチック製のものを使ってください。
軽くて持ち運びしやすいためです。

特に小学校で使ったような、水を入れる部屋が複数に分かれていて、取手が付いているものが最適です。

 

使うときは、筆を最初につける部屋を決めておくと、他の部屋の水が汚れません。

部屋が四つに分かれている水入れでしたら、部屋に番号を決めておきます。
汚れた筆は、まず一番の部屋で洗います。
おおかた汚れが取れたら、二番の部屋で洗うようにします。
すると、三番と四番の水は常にきれいに保てます。

雑巾

雑巾はなんでもいいので、吸い込みがいい布を用意してください。
すぐに汚くなりますので、使わなくなった布巾やタオルなどが最適です。

雑巾は洗った筆を拭いたり、筆についた絵の具の量を調整したりと、しょっちゅう使います。

紙またはキャンバス

絵を描くための紙やキャンバスは好きなものを用意してください。
ただ、紙に書く場合とキャンバスに描く場合で、アクリル絵の具の発色や透明度などが変わってきます。

 

紙について

アクリル絵の具は基本的に何にでも描けるので、大抵の紙なら大丈夫です。

ただ、水を多用して薄塗りをしたい場合は、水彩紙がおすすめです。
水彩紙は綿でできているものも多く、しっかり水を吸い込んでくれます。

紙に書く場合、紙は水を吸い込むことによってたわみます。
そのままにしていると、紙がうねったまま乾いてしまいます。
それを防止するために、あらかじめ水張りする必要があります。

キャンバスについて

アクリル絵の具はキャンバスにも描くことができます。
キャンバスに描く場合、紙に描くより絵の具の透明感が強くなります。

キャンバスには、化繊・麻・綿製などの種類がありますが、どれを選んでいただいても結構です。
ただし、必ず「アクリル用」もしくは「アクリル・油彩両用」と記載されているものを選んでください。

「油彩用」と書かれているものは、油絵の具を使うことを前提とした下地処理がされています。そのため、アクリル絵の具を使うと、最悪の場合剥がれてしまうことがあります。

おわりに

アクリル絵の具を使うときに必要なものは、小中学校で使っていた道具とあまり変わりません。
もし、学校で使っていた道具が残っていたら、そちらを使うと便利です。

上記でご紹介した道具があれば、十分アクリル画を描いていけます。アクリルに慣れてきたら、大きさや形、硬さの違う筆を試してみたり、違う色を加えてみるのも楽しいですよ。